Dr-Interview
院長・副院長インタビュー

中村整形外科皮フ科の院長と副院長にインタビューを行いました。
医院への思いや治療に対する考え方、求職者へのメッセージなどを本音で語っています。
当院へ入職をご検討中の方はぜひ最後までお読みください。
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開業の経緯
本日はよろしくお願いいたします。
おふたりは2023年10月にご開業されたわけですが、この地で開業された経緯からお伺いしてもよろしいですか?
院長/整形外科専門医中村 公一
私は津市出身で、高校卒業までこの地域で育ちました。子どもの頃からこの地域の皆様に本当にたくさんお世話になってきました。
大学卒業後は三重県内の総合病院で経験を積みましたが、医師として成長するにつれ、何か一生をかけて取り組める事業がしたいと思うようになりました。そして、医師になるまでの過程で多くの教育の機会を与えてくれた地域に恩返しがしたいという気持ちが、ますます強くなっていきました。
この地域には、整形外科や皮膚科の専門的な医療を必要としている方も多くいらっしゃいます。だからこそ、自分たちがこれまで培ってきた知識や経験を生かして、安心して通っていただけるクリニックをつくりたいという想いで、2023年10月に開業しました。
副院長/皮膚科専門医中村 文香
もともと私は、強く開業を意識していたわけではありません。
ただ、院長の思いをそばで知っていたからこそ、「一緒に開業しよう」と自然に決意することができました。
以前、地域の病院で働いていたとき、「今日は顔を見に来ただけだよ」と言って立ち寄ってくれる患者様がいて、地域の方々の温かさに触れる機会がたくさんありました。
その経験が心に残っていて、「いつか開業するなら、地域の皆さんに気軽に頼ってもらえるような、あたたかいクリニックをつくりたい」と思っていました。
医師を志すきっかけ

院長先生は整形外科、副院長先生は皮膚科が専門でいらっしゃいます。
そもそも医師になろうと思ったのはいつごろ、どのようなきっかけからでしょうか?
私は子どもの頃、小児喘息を患っていて、毎年のように夜になると発作が出て、救急外来に通っていました。 中学生のときに吸入薬を処方してもらって、初めて使ったときに、あれだけ苦しかった呼吸が一気に楽になったんです。その体験がすごく印象に残っていて、そこから薬や医療に興味を持つようになりました。
まずは薬学部に進んだんですが、学んでいくうちに「もっと患者様と直接関わって、力になれる仕事がしたい」と思うようになって、医師の道を目指すことを決めました。
私は2歳の頃から感音性難聴があり、補聴器を使って生活してきました。
耳がほとんど聞こえない中で、「なぜ私は耳が聴こえないのだろう」と自然に人体に興味を抱くようになったことが、医師を志すきっかけになりました。
数ある診療科の中でも皮膚科を選んだ理由は、目で見て診断できる点に惹かれたからです。
肉眼で観察したり、皮膚の一部を採取し、顕微鏡で詳しく観察する中で、「今、皮膚で何が起きているのか」を読み解いていくことに、とても面白さと奥深さを感じています。
開業してから、これまで
勤務医から経営者になって、大変なことや現在感じていらっしゃるやりがいを教えていただきたいです。
また印象に残っているエピソードなどもあれば教えて下さい。
勤務医の頃は、設備もスタッフも整った環境で、目の前の患者様の診療にしっかり集中できていました。入院管理に外来、手術と、医師としてとても充実した毎日だったと思います。
開業してからは、医師の仕事に加えて院長としての役割も担うようになり、スタッフの採用や教育、職場の環境づくり、広報活動など、初めて経験することもたくさん増えました。
そんな中で、「このクリニックが良さそう」と思って来てくださる患者様や、「ここで働きたい」と応募してくださる方がいると、本当にうれしく思います。
スタッフが日々成長して、業務が円滑にまわり、患者様にやさしく丁寧に接してくれている姿を見ると、とても頼もしいですし、クリニックとしての成長も実感できてやりがいを感じます。
患者様から「痛みが楽になった」「ここに来てよかった」と言っていただけたときには、「このクリニックを始めて本当によかった」と心から思いますね。
開業の半年前に長男を出産し、慣れない育児に現在も日々奮闘しています。子どもの成長を見守る毎日は、本当にかけがえのない時間で、たくさんの気づきや喜びを与えてくれます。
開業当初は、目の前の業務を一つひとつこなすことに精一杯で、副院長としても「しっかりしなきゃ」と必死な毎日でした。
今では「みんなでクリニックを育てていく」という感覚が、自然と芽生えてきています。
育児と開業はまったく同じではありませんが、どちらも自分ひとりではできないことで、周囲の支えに助けられながら、私自身も育ててもらっていると感じます。
スタッフ一人ひとりの成長や、患者様からいただく温かいお言葉は、何よりの励みです。
副院長としての責任を感じる日々ですが、チームで支え合いながら、一歩ずつ前に進めていることに、大きなやりがいを感じています。
クリニックの雰囲気について
オープニングから入ったスタッフの方や、後からジョインしたスタッフもいらっしゃるかと思います。現在、中村整形外科皮フ科のスタッフの雰囲気はいかがでしょうか?
オープニングから一緒に頑張ってくれているスタッフもいれば、開院後に新しく加わってくれた方もいて、今ではとてもバランスのいいチームになってきたなと感じています。
みんな本当にやさしくて明るい方ばかりで、患者様への対応も丁寧ですし、困っているスタッフがいれば自然とフォローし合える、あたたかい雰囲気があります。
最初は不慣れなことも多かったと思いますが、日々みんなが成長してくれていて、チームとしてのまとまりもどんどん強くなっているのを感じています。
スタッフには長く働いてもらえて、患者様にも安心して通っていただけるクリニックにしていけたらと思っています。
開院して最初の1年は、私自身もスタッフも日々の業務に追われ、毎日が手探りの連続でした。
ですが、新しく入職してくださるスタッフも徐々に増え、現在は指導や教育にも力を入れられる体制になってきました。
スタッフ一人ひとりが得意なことを活かしながら、お互いに協力し合い、うまくいかなかった点は一緒に検討し、次に活かすようにフィードバックする。
そんな、前向きで活気のある雰囲気が、少しずつ根付いてきたと感じています。
理念について
スタッフの皆さんがとても理念を大切にしながら働いている印象をうけました。
「親切・やさしさ・思いやりの心を大切にし、誠実で質の高い医療サービスをみなさまにご提供することで、ご縁があるすべての人々の健康、幸福、安心、喜びにつながる医療活動を実践する」
この理念はどのようにして作られたものですか?
開業にあたっては、いろいろなセミナーに参加したり、起業された方の本を読んだりしながら、「自分たちはどんなクリニックをつくっていきたいのか」をじっくりと考えました。
その中で改めて気づいたのが、「生活のためだけではなく、世の中の役に立ちたい」という思いが、自分の中にずっとあったということです。
また、近江商人の「三方よし」の考え方 -売り手よし・買い手よし・世間よし-、という価値観に特に強く感銘を受けました。
スタッフ、患者様、地域社会のすべてにとってプラスになる活動を行うことこそが、医業を長く、良い形で続けていくために大切だと考えるようになりました。
医療の現場は、患者様から直接「ありがとう」の言葉をいただける、とてもやりがいのある場です。
だからこそ、スタッフ一人ひとりの成長を支援し、地域の皆様に良質な医療をお届けすることで、持続的に発展できるクリニックを目指したい。そんな思いから、今の理念にたどり着きました。
現在掲げている理念には、そうした想いを自分の言葉で込めています。
その気持ちは今も変わりません。

この理念は、開院のずいぶん前から、院長と何度も対話を重ねて作り上げたものです。
外部の講習にも参加しながら、「どんなクリニックを目指したいのか」「どんな仲間と働きたいのか」など、時間をかけてじっくり話し合いました。
その中で出てきたのは、
「患者様に喜んでもらえるクリニックでありたい」
「困ったときに頼ってもらえる存在でありたい」
「地域に根ざした、温かみのある医療を提供したい」
「スタッフの笑顔があふれ、同じ方向に向かってチームで進んでいける場所にしたい」
「日々の診療に誠実に取り組む姿勢を大切にしたい」
といった、たくさんのキーワードや想いでした。
それらを一つひとつ言葉にして形にしたものが、今の理念です。
今ではスタッフ一人ひとりがこの理念を大切にしながら、日々の診療に向き合ってくれていることに、大きな喜びと感謝を感じています。
働きやすさへの取り組み
スタッフの方とお話をさせていただく中で「前職よりも働きやすい」であったり、「家庭との両立が無理なく実現できている」といった、働きやすさについてのお声が多く聞かれました。
そのあたりに対して、取り組まれていることや意識されていることはありますか?
そう言ってもらえるのは本当にうれしいですね。
働きやすさはすごく大事にしていて、スタッフが無理なく、安心して長く働ける環境づくりを意識しています。
有給休暇はしっかり消化してもらえるようにしていますし、お子さんの行事や家族の予定にも積極的に参加してほしいと思っています。仕事だけでなく、家庭人としても成長してもらえたら嬉しいですね。
また最近では、男性の理学療法士から育休の申請があり、取得できるように調整しています。医療業界ではまだまだ「男性の育休」は少ないと言われていますが、当院では性別に関係なく、ライフスタイルや家族の時間も大切にしてほしいと考えています。
急な休みや家庭の都合にもお互いにフォローし合える体制をつくり、チーム全体の雰囲気も良くなっていると感じています。
結果的に、スタッフが前向きに働けることが、患者様へのより良いサービスにもつながっていると思います。
そういった声をスタッフからいただけることは、本当にうれしく思っています。
私自身も幼児を育てながら働いており、子どもの成長を見守れることの喜びを日々感じています。だからこそ、スタッフにも家族やプライベートの時間を大切にしてほしいという思いがあります。
有給休暇は取りやすい雰囲気づくりを意識しており、急な体調不良やお子さんの都合によるお休みにも、スタッフ同士で支え合いながら柔軟に対応できる体制を整えています。
また最近では、個人面談も導入し、現在取り組んでいることや、今後どう成長していきたいかなど、お互いの気持ちを確認し合う時間を大切にしています。
一人ひとりが安心して長く働けるよう、これからも環境づくりに力を入れていきたいと思っています。
求める人物像
このサイトは、面接や見学に進みたいと考えている方が多くご覧になっているものと思います。
中村整形外科皮フ科は、どのような人物が活躍できる職場でしょうか?
当院は、整形外科と皮膚科の双方を専門とするクリニックで、日々多くの患者様が来院されます。そのため、正直に申し上げると「忙しい職場」です。ただ、その分だけ経験できることや成長できるチャンスも豊富です。
例えば、リハビリスタッフは整形外科の幅広い症例に関わることができ、リハビリのスキルを実践的に磨くことができます。医療事務は整形外科と皮膚科の両方を担当するため、複数科を同時に学べる貴重な環境です。看護師は一般診療に加えて、美容皮膚科の施術やカウンセリングにも関われるため、専門性の幅を広げられます。
忙しいからこそ、チームワークが大切になりますが、当院には優しくて思いやりのあるスタッフが多いのが自慢です。お互いに支え合いながら、患者様にとっても働く仲間にとっても安心できる雰囲気をつくっています。
そのため、前向きに学ぼうとする姿勢のある方、チームで動くのが好きな方、明るく丁寧な対応を心がけられる方が、当院では特に活躍できると思います。
「色々なことを経験してみたい」「成長できる環境に身を置きたい」という方には、きっとやりがいを感じていただける職場です。見学や面接もぜひお気軽にご相談ください。
当院は、決して「のんびり働きたい方」に向いている職場ではありません。
特に入職してすぐの頃は、覚えることも多く、業務も忙しいと感じるかもしれません。
ですがその分、職員同士が支え合い、協力しながら前向きに仕事に取り組む風土があります。
実際に、スタッフの仲も良く、「働きやすい」と感じてくれている声も多く聞かれます。
スキルアップを目指して勉強したい方、キャリアを積んでいきたい方、患者様とのコミュニケーションを大切にしたい方——
そういった、前向きな姿勢とサービス精神を持った方が、当院では特に活躍できると感じています。

これからの中村整形外科皮フ科
クリニックはスタートしたばかりです。
クリニックとしての、今後の目標や展望をお聞かせいただけますか?
クリニックはまだスタートしたばかりなので、これから少しずつ成長していけたらと思っています。
今、一番大事にしているのはスタッフの教育です。
患者様に対してはもちろん、スタッフ同士の関係の中でも「親切・やさしさ・思いやりの心」を大切にしながら、質の高い医療サービスを提供できるようなチームを育てていきたいと考えています。
そして、将来的に退職するスタッフにも「このクリニックで働けてよかった」と心から思ってもらえるような職場をつくっていきたいです
今後の展望としては、訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションなど、地域のニーズに応えながら活動の幅を広げていきたいと考えています。
地域の皆さんに、もっと身近で頼れるクリニックになれるよう、スタッフ一同で力を合わせていきたいと思います。
クリニックはまだスタートしたばかりで、正直なところ、改善できる点や課題もたくさんあります。
同時に、「こんなこともやってみたい」「こうすればもっと良くなるかもしれない」といった、やりたいこともたくさんあります。
私たちが大切にしている理念を通して、患者様にもスタッフにも喜んでいただけるクリニックを、少しずつでも確実に形にしていきたいと思っています。
これからのクリニックの未来は、私たちだけではなく、チーム全体で創っていくもの。
そんな想いで、仲間と一緒に歩みながら、温かく信頼される医療を提供していけたらと思っています。
求職者の方へのメッセージ
ありがとうございます!では最後の質問です。
このサイトを見に来られた求職者の方に対して、メッセージをお願いできればと思います。
この度は、当院の採用サイトをご覧いただきありがとうございます。
私たちは、みなさん一人ひとりの可能性を信じ、丁寧に教育・サポートすることを大切にしています。
人の役に立ち、感謝されるやりがいのある仕事を、一緒にできたらうれしいです。
もし少しでも「いいかも」と思っていただけたら、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてください。
あなたとお会いできる日を、スタッフ一同楽しみにしています!
当サイトをご覧いただき、ありがとうございます。
ここまで読んでいただき、「ちょっと気になるな」「雰囲気が良さそうだな」「ここで働いてみたいかも」と感じていただけたなら、まずは見学だけでも大歓迎です。
実際の職場の雰囲気を見て、スタッフや患者様との距離感、働き方などを感じてみてください。
少しでも興味を持っていただけた方は、どうぞお気軽にご連絡ください。
スタッフ一同、あなたにお会いできる日を心より楽しみにしております。
